神様は人間に対して何かを伝えるために「神使」と呼ばれる動物として、有名なのが狐、ヘビです。

しかし、こうしたスピリチュアルな意味を持っている有名な動物などではなく、普段は遭遇するとそれだけで嫌われてしまう不気味さがあるムカデにも意外なことに「神使」の役割があるのをご存知ですか?

毘沙門天の神使は、実はムカデ

足が沢山あり見た目の不気味さもあることで遭遇しただけで怯えてしまうことが多いムカデですが、それだけではなく噛まれることで痛みや腫れ、痒みを伴うこともあり、嫌われやすい要因になっているのは確かでしょう。

しかし、このようにムカデは自分の身を守ろうとして人に攻撃をしてしまうという特徴を持っているので、戦国時代の武将は、勝利を導くための縁起を担いでムカデのデザインを家中に取り入れたりしたことがあるそうです。

そのため、七福神の中の1人でもある毘沙門天の神使いは、ムカデとなっています。

毘沙門天というのは財宝を守る神様として有名ですが、特に鉱山で作業を行う鉱山師から強い信仰をされていたといわれています。

また、坑道を掘る時の様子が、ムカデに似ているということでムカデが使いとして扱われるようになったとも言われています。

ムカデ 意味 スピリチュアル

鉱山と縁が深いムカデに関する歴史

このようにムカデははるか昔から鉱山と縁が深かったために、鉱山の神様としてムカデが描写されたこともありました。

そのため、伝説として大きな活躍をしたという有名な話はないにしても、ムカデが龍を倒したり、大蛇とムカデが戦ったりと言った数々の伝説は確かに残っています。

龍や大蛇も勇猛であまりにも有名ですが、実は、それにも果敢に挑むとされているのがムカデなのですね。

ムカデは、姿そのもののインパクトも強烈で、噛まれたら大変だと言う印象もあり人にとってスピリチュアルが意味するものは想像しづらいかもしれません。

しかし、歴史をさかのぼると意外にも、大活躍している姿があると分かりますね。

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まとめ

人にとっては忌み嫌われる物だというイメージばかり持ってしまうムカデですが、スピリチュアルが持つ意味合いを知れば、果敢に挑むつわものとしての評価を持ちたくなってしまいますね。

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