家の中でいきなり動きの速い足の多い物体を見つけてしまったら、まずは、ムカデだと思うでしょう。
驚きのあまり、どんな姿をしていたのかはっきり確認出来なかったと言うことも当然ありますが、見た目が茶色っぽい場合には、ムカデではなくヤスデの可能性が高くなります。
ヤスデの見た目の特徴
茶色っぽく見えたムカデは、もしかするとヤスデかもしれません。
ヤスデは、身体が円柱型で頭部は丸くて、頭部の先端内側に一対の触角があるもののムカデのような顎はありません。
見た目でコロコロとした丸い形をしているのであれば、ムカデではなくヤスデだと覚えると良いでしょう。
また、足は節に対して足が2対ついていて、顔と体の色は同系色になっている種類が多くなっています。
つまり、見た茶色っぽく派手さがないものならヤスデと思って間違いないと考えましょう。
ムカデの見た目の特徴
丸い形をしているのがヤスデですが、ムカデは体が平たい楕円柱型であり、身体が柔らかくなっていて、頭の先端内側には、よく目立つ触角があります。
さらに、頭部の両端におおきな顎があるので区別しやすいでしょう。
また、節ひとつごとに脚が一対になっていて、顔と脚が黄色や赤色になっているものも種類によってはいます。
ですから、身体が緑っぽくて脚、頭がヤスデに比べると派手な印象を持っているのがムカデと考えれば区別しやすくなります。
それぞれの行動の違い
また、ムカデとヤスデは行動が全く違います。
ムカデは、動きが早く刺激を与えると頭やお尻を上げて威嚇したり、逃げたりしますが、ヤスデは、動きは遅く刺激をしてもまるまって防御しようとします。
茶色っぽくみえたらムカデと思っても、動きの素早さを確認すれば、ヤスデだと判明できますね。
まとめ
ムカデもヤスデも似ている姿をしているので、人間はやはり噛まれると大変だと言う気持ちからムカデだと思い込んでしまうこともありますが、実際に茶色っぽく見えるのならヤスデだと認識できるようになるので、噛まれる心配もないのでやたら怖がる必要もなくなりますね。