普段ムカデをその辺で見ると、あまりじっと見ていることはできませんよね。
何しろムカデによっては動きが早く、本当にムカデだったのかもわからないときもあります。
ムカデを飼育して観察していると、どうやら触角を手入れするような動きを見せるようなんです。
今、触角ヘアという髪型が流行していますよね。まさに触角はムカデの触角ヘアです。
そこで、ムカデの触角を中心に調べました。
ムカデは触角の手入れをまめにしている?
ムカデには頭部の部分に1対になった触角があります。
猫が手で顔を洗うように、ムカデも触角で顔を撫でることで洗うようなんです。
ちゃんと手入れをしているんですね。
どんなふうに洗っているのかは、まず触角を自分のお腹の方向へ折り曲げ、口のあるところで唾液をつけて伸ばすようなんです。
こんなところは猫が唾液でグルーミングすることと同じですよね。
この行動は、触角の付け根のあたりからでも出来るようです。
さらに途中からでも、まるでそこから切れてないように見えてしまうほど、うまく折り曲げて顔と触角の両方の手入れもします。
この手入れをする行動は、ムカデが日常行う行動ということがわかっているようです。
触角の手入れは、繊細な部位だからこそ丁寧にやっているのかもしれませんね。
野生のムカデでも飼育しているムカデでも、たまに触角がとれているムカデを見ることもあります。
とくに飼育していると触角が短くなっていたり、ちぎれているので気づくこともあるようです。
ちぎれていることで体がどんどん弱ってくるのでは?と思ってしまいがちですが、大丈夫なようです。
というのも、ムカデは脱皮を何度も繰り返す生き物です。
ちぎれているのはあまり良いことではないようですが、脱皮することで再生することが可能なようです。
ただ、完全な長さや形で戻るかはその個体によっても違うようです。
個体によっては、脱皮を繰り返していくうちに完全に元に戻ることもあるようです。
ムカデに限らず、生き物にとっては、触角は生きていく中でとても大切な部位ですよね。
まとめ
ムカデは湿気を好む生き物ですが、いつも自分の体をなめてきれいにしているのでムカデの体にはカビが発生することはあまりないようです。自分で発生しないようにしているんですね。まさかムカデがそんなふうに自分の体のケアしていることを知っている人は少ないかもしれません。。これで、人によっては害虫扱いされてしまうのもちょっとかわいそうですよね。