小さい頃、おじいちゃんやおばあちゃん、それに近所のおじさん等に、家の中でムカデを見たらもう一匹いるから気をつけなさい。ムカデはつがいで行動するから。

なんて言葉を聞いたことがある方もいると思います。本当にムカデはつがいで行動するのでしょうか?それとも、つがいで行動する事は嘘なのでしょうか?

ムカデ つがい 嘘

ムカデがつがいで行動する事は迷信?嘘?

ムカデを家の中で一匹見たらもう一匹入ると言う話は、何となく誰もが聞いたことがある。と言う話ですが、本当にムカデはつがいで行動するのでしょうか?

ムカデの生態系から考えると応えは「ノー」です。

ムカデは基本的には複数の個体が集合して活動する事はありませんし、そんな習性はありません。ムカデは節足動物ですが、集団で行動して獲物を狩ると言う行動はしません。孤高のハンターと言った方がいいのでしょう。

そうなるとムカデがつがいで行動すると言われ続ける事は、迷信でもあり嘘でもあります。この話をしている方は、この都市伝説的内容を信じて話していますから嘘を言っている訳ではないでしょう。

ムカデはつがいで行動する事もなければ、複数体での行動もありません。常に単独行動が基本です。

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なぜ?ムカデのつがいでの行動が嘘だったのか気が付かないのか?

ムカデのつがい行動を堂々と話している方には悪意は全くありません。この人たちは、ムカデを一匹見て駆除などをした後で、また同じサイズのムカデを見かけている可能性が高いからとも言えます。

では、なぜ?同じサイズのムカデを見かけたのでしょう?

ムカデが家屋内に侵入する、大きな理由は捕食する為です。ムカデはゴキブリなどを捕食する為に家屋内に侵入してきます。当然、一匹がそのような行動を取っていると言う事は、別の個体のムカデも家屋内に侵入している可能性が高いからです。

また、ムカデは湿度を好みますから、捕食と同時に家屋内の湿度が高い所を見つけてゴキブリ等の活動時間帯までじっくり待っています。この時に湿度が高い場所にたまたま他の個体のムカデもやって来ると言う事は十分あり得る事です。

そのため、見かけた一匹を駆除した後に、駆除現場からほど近い所で別のムカデを見かけても、つがい行動をしている訳ではありません。たまたま、そこに居ただけと言うのが正解と言った所でしょう。

確かに一匹入れば確実ではありませんが、ムカデが家屋内に複数体、侵入している可能性が高いと言う事になります。

まとめ

ムカデはつがいで行動するのは嘘?なのかについて紹介してきました。ムカデのつがい行動はありえませんから、たまたま見かけた程度なことなのです。

ただこの話をゴキブリを一匹見たら数十匹居ると思えという事と混同している可能性も否定はできません。どちらも人間から見たら異形な生きものとしか思えませんからね。

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