ムカデはどうしても害虫のイメージになってしまうところがありますが、実は、ムカデは油漬けにすることで、薬として使用することができるようです。

一部は市販されているものもあるようなんですね。

そこで、ムカデから作られるムカデ油の効能とその作り方を調べました。

ムカデ 油 作り方

ムカデから作られるムカデ油の効能!その作り方は?

ムカデは、漢方でも使われているほど薬としての効能が知られているようです。

ムカデは漢方では「蜈蚣」=ゴコウと呼ばれている生薬になり、解毒などに用いられていて、帯状疱疹などの症状にも治療薬として使われていたようです。

もともとオオムカデ類が油漬けされたものやその乾物は、やけど切り傷治療として効果があると言われていたようですよ。

他には虫刺されや中耳炎の治療などにも効果があるとして治療薬として用いられているようなんです。

ムカデ油の作り方は簡単です。

まず、適当な空き瓶を用意します。

その中にゴマ油を1000ccほど入れます。

ゴマ油がなければ食用油でも代用できます。

ムカデは割りばしなどで捕まえて生きたままビンの中に入れます。

すぐに蓋をして逃げられないようにしましょう。

ゴマ油に浸かってしまったムカデは、体から体液を出しながら二日も経てば亡くなります。

この体液と油が混ざって薬が出来上がります。

ムカデ油は、古ければ古いほど効果が高いと言われています。

漬けたままのムカデは取り出さずにそのままの状態で保管します。

ビンの中に入っているムカデが気持ち悪くて見られないという人もいるかもしれませんが、時間が経てばムカデの体は油に溶けていきます。

ムカデ油を使う時には、ガーゼなどに油を浸して患部に直接貼ります。

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まとめ

日本ではムカデから薬ができることが知られていますが、オーストラリアの原住民には、伝統的な調味料の原料として使用されているようです。

蛇もそうですが、人間が怖がったりする生き物や、気味が悪い生き物には悪いことだけではなく、人間にもいいことがあるというのが不思議ですよね。

そんなに効能があるのに、なぜにこれほど嫌われるのかとムカデも思うかもしれません。

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