梅雨時や夏のじめじめした蒸し暑い時に、部屋の壁に黒い蠢く物体を発見した時ほどゾッとした経験がある方も大勢いる事でしょう。
黒い蠢く物体の正体はムカデ。
細長くて足が複数合って蠢いている。
想像するだけで頭の中がムズ痒くなってきます。
そこにいたのはムカデ?ヤスデ?どちらなのでしょうか?
ムカデの小さいのがヤスデ?
基本的にムカデとヤスデは似ていますが全く違う生き物と捉えてください。
ムカデにも小さいタイプが存在しますので。
ムカデとヤスデの違いは何が違うのか?と言う事になってきます。
ムカデは日本に約120種類いると言われています。
特に家の近所で見かかるタイプはトビズムカデです。
全体的に黒で頭がオレンジ色になっています。
ムカデは体の節が明確になっており節から一対の足が左右外側に出ています。
体調は8cm~15cmほどの大きさにまで成長します。
ヤスデと言いますと種類はやはり100種類ほどいそうです。
ムカデとの大きな体の違いは足の生え方が違います。
ムカデは外側に向かって生えているのに対してヤスデは下側に向かって生えており節からは2対の脚が生えています。
体調もさまざですが、4cm~8cmまで成長する個体も有ります。
ムカデとヤスデはどちらも人間には脅威?
基本的にお分かりでしょうが、虫から積極的に人間に攻撃を仕掛けて来る事はありません。
スズメバチなどは例外になりますが、ムカデもヤスデなどは何もしなければ何もしては来ません。
触らぬ神に祟りなしですから。
ムカデには毒があり咬まれるとかなり激しい痛みを伴います。
確実に病院に行く事が望ましい事態に発展します。
以前にムカデに咬まれた方はアナフィラキシーショック症状を起こす可能性があります。
ムカデは肉食ですから咬んで毒素を相手に注入して動きを封じこめる物です。
ヤスデにも毒はありますが、咬んだりはしません。
臭液を体から出します。
臭いもかなりきついです。
ヤスデの場合はダンゴ虫やワラジ虫に近いものがありますので、丸まってしまうタイプもいます。
ヤスデは基本的には腐葉などを好んでたべ土壌改善を行う事でも知られています。
臭液は防御用と言う事になります。
ムカデもヤスデも人が手を出さなければ何も問題を起こす事はありません。
ただ見た目が醜いというだけです。
まとめ
ムカデとヤスデの違いについて紹介してきました。ムカデに遭遇した場合は何もしなければ咬んでは来ませんからそのままにしておく事が望ましいのですが、駆除する場合は必ずかまれないように注意してください。ムカデはゴキブリなどを捕食しているので家の中に入り込んでくる可能性はありますが、ヤスデは家の中には侵入してきませんから外で見かけたら無視してやってください。