人間に見た目から非常に嫌われているムカデですが、足の数はどのくらいあるのでしょうか?
ムカデを漢字で書くと「百足」と書きます。
漢字から見ると、足が100本ありそうな感じですが、どうなのでしょうか?
ムカデの足の数を調べてみました。
ムカデの足は100本ではない!
ムカデの足の数を数えて見ると実は100本ではないのです。
では、足の数が何本かといいますとムカデの種類によって違うのですが、100本も無いムカデが多く、そのほとんどが30~50本です。
30本~50本でもかなり多いと思うのですが、世界の中で一番足の多いムカデはなんと354本もあります。
足が多くて、その姿から人間に嫌われているのに354本なんて見た瞬間に気絶しそうになりますよね。
354本の足で直進してくることを考えると寒気がしてきませんか。
ムカデの足の数は奇数の2倍に
ムカデの足の数を数えると54、58、62、…98、102等となっています。
漢字で「百足」となっているのに100という数字はありません。
なぜでしょうか。
実は、ムカデの体をよく観察してみると、体がいくつかの節に分かれています。
節足動物と呼ばれています。その節の数が奇数になっています。さらにその節から足が2本ずつでています。
だから、奇数×2で必ず奇数の2倍になります。
100は50の2倍ですので、偶数の2倍になっています。
世界中のムカデを探しても100本の足というのは、ありえないことになります。
しかし、突然変異や人に切られたり、自然界で獲物と戦って取れてしまったりすると実際には100本の足のムカデがいるかもしれません。
そのような場合を除いて、100本の足の数というのはやはりありません。
まとめ
もし、ムカデを近所で見かけることがあれば、遠くから見守って足の数を数えて見てください。見ているだけで気持ち悪くなりそうですが、100本も足の数がないことがわかると思います。人間に嫌われているムカデですが、生き物ですのでムカデの世界の法則に従って誕生してきていることがわかると思います。ムカデの足の数は奇数の2倍に必ずなっています。