ヤスデとムカデですが、ともに見た目で不快な気持ちになる生き物です。
さらによく多足類で混同されてしまいます。
ただよく見ると足の数が違います。でもヤスデではなく、ムカデだったら困るのでまじまじとみたり、触ったり絶対にしないで下さいね。
では、ヤスデとムカデ足の数は、どのように違うのでしょうか?
ムカデの足の数は?
ムカデの足の数は、30本から50本です。
さらに体が節に分かれている節足動物です。
節のひとつひとつから足が1対つまり2本ずつでています。
節の数が、必ず奇数の数になっています。
ムカデは生きている間中ずっと脱皮します。
1年に数回脱皮するのですが、体長が大きくなって、失った足が再生するだけです。
ヤスデの足の数は?
ヤスデの足の数は、だいたいの数字も決まっていません。
しかし、確実なのはムカデよりも足の数が多いということです。
なぜ、多くなるのかですが、ヤスデもムカデと同じく体が節に分かれている節足動物です。
前から3つ目までは、節ひとつに足が1対、2本ずつでています。
ここまでは、全くムカデと同じ構造をしています。
ただ、節の4つ目からムカデとヤスデの大きな違いがでてきます。
節ひとつに足が2対つまり4本ずつでています。
だから、同じ体長のヤスデとムカデを比べると、ヤスデの方が足の数は多くなります。
ヤスデは、生まれた時は昆虫と同じで足が6本しかありません。
脱皮を繰り返し、節の数と足の数が増えていきます。
後ろに節が増えてくる感じですね。
節が増えると足が合計4本ずつ増えていきます。
さらにヤスデも亡くなるまでに5回から10回脱皮をしますので、かなりの足の数になることがわかります。
まとめ
ヤスデとムカデの足の数が違うというのはわかったと思いますが、ともに不快害虫と呼ばれていますのであまり見たいとは思わないでしょう。しかし、世の中にはムカデやヤスデを飼っている人もいますので、もし近所に飼っている人がいれば、経験として見せてもらってもいいかもしれません。でも絶対に触らないようにして下さい。