ムカデもゲジゲジも家の中でいきなり遭遇してしまうととても驚いてしまうものです。
しかし、驚きのあまり区別がつかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ムカデとゲジゲジの区別をしっかりと理解しておけば、その時の対処も落ち着いてできるようになります。
ムカデの特徴
まず、ムカデもゲジゲジも見た目が不快で不気味だというジャンルに入る虫に間違いはないのですが、ムカデの特徴は人間にとって危害を加えられる可能性がある危険性を持っているということです。
気軽に手で追い払おうとすれば、ムカデは攻撃されていると感じ取って毒腺のある顎にある毒肢で噛まれてしまいます。
噛まれてしまうことによって毒が回ってしまい、痛みや腫れ、痒みの症状が出てしまい、個人差はありますがアナフィラキシーショックを起こす可能性もあるので注意が必要です。
ゲジゲジの特徴
一方、ゲジゲジも見た目だけで不快な害虫にはいるのですが、同じように噛みつくこともあり得るものの、毒はかなり弱いので人体に影響を及ぼすということはほとんどありません。
ムカデとゲジゲジの見分け方
まず、ムカデとゲジゲジを見分けるには、足の長さですぐにわかるようになります。
ゲジゲジは足が長いのに比べてムカデはあまり短く感じられます。
目安としては、ムカデが体の幅と同じくらいの足の長さであるのに対して、ゲジゲジはかなり体の幅よりも広くなっています。
また、ムカデは体を見ると節がはっきりと確認できるのですが、ゲジゲジはしま模様程度にしか見えません。
さらによく見るとムカデは一つの節から左右に1本ずつ足が出ているのに対して、ゲジゲジは一つの節から左右にそれぞれ2本ずつ足が出ています。
どちらも不気味で直視できないという方もいらっしゃるでしょうが、足の長さだけで区別がつきやすいのでそれほどじっくり観察しなくてもわかりやすいでしょう。
まとめ
人にとっては忌み嫌われるムカデとゲジゲジですが、このようにそれぞれの特徴に違いもあるので、不快な虫に出会った時に見分け方を知っていると毒によって危険な状態になるかどうかの判断もとっさに着くようになりますね。